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木戸孝允邸宅址

激動の幕末に外交通として知られた桂小五郎の別邸で、彼はここでその生涯を終えている。
長州藩の幕医の家に生まれ、吉田松陰に学び、神道無念流を研鑽、文武両道に秀でた人物であった。京都に出てからは尊王攘夷運動の指導的な役割を果たす。後に木戸孝充と称し、薩摩の西郷隆盛、大久保利通と並び維新の三候と呼ばれ活躍した。

木造二階建ての家屋で、庭園越しに鴨川と大文字山を望むことができるように設計されている。門前の石碑には「明治天皇御幸所木戸邸」と刻まれており、病床の木戸を見舞うために明治天皇が行幸されたこと伝えている。

こちらの邸宅には上田敏、新村出などの学者が寄宿したこともあるが、現在は母屋と達摩堂のみを残す。木戸は一階の十畳間を使っていたという。

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